【Last Essay 🏈④】OL/DL #76 佐藤勇輝
- BLASTERS

- 8 時間前
- 読了時間: 3分
4年Lineの佐藤勇輝です。
スポーツ未経験、文化部一筋だった自分が経験したアメフト生活4年間を振り変えろうと思います。
1~2年生はひたすら同期達に追い付こうとする毎日でした。これまで運動をしたことがなかった自分は体力、力、柔軟性どれをとっても、アメフトをする水準ではなかったのです。皆が当たり前に出来ることも自分は出来ないという焦りがいつもありました。2年生では試合に出場する機会もありましたが、先輩に助けられてばかりだった気がします。
3年生ではOLのスタメンを務めさせていただくことになりました。スタメンになったといっても、同ポジションの先輩が卒業され、自動的にスタメンに昇格しただけです。自分で勝ち取った場所ではないためか、練習では先輩・同期・後輩に、試合では目の前の相手に、悉く負け続けていました。そのためか目の前の相手に勝つことに囚われ、自分のことに精一杯になり、周りに目を向けることが少なかったです。そんな自分を引き上げてくれたのが、去年の4年生達でした。筋トレに誘っていただいたり、プレーでミスしても励ましていただいたり、この世代の周りに目を向ける力は今でも自分に足りてない部分だと思っています。
そして、いよいよ4年生になりました。
この4年生の1年を振り返ると、後悔ばかりが思い起こされます。去年の先輩達のように、後輩に目を向けて繋ぎ止める存在になりたいと思って、4年生をスタートしましたが、自分の人間的な未熟さもあって、なかなか上手く行きませんでした。怪我や院試で自分の気持ちが切れてしまう、部に関わる全ての人にご迷惑をお掛けした大ミスなど、自分の未熟さを実感する一年でした。そして、そんなどこかアメフトに熱中し切れてない雰囲気のまま、シーズンに入り、結果は全敗。ああしていれば良かった、こうしていれば良かったと思う日々です。しかし、何も成長していないかといえばそうではなく、この一年で人間的にも、アメフト面でも成長したと思うことは多くあります。この成長を糧にして、残りの入替戦までの短い期間ですが、全力でアメフトをプレーして、後輩に何かしらを残せたらと思っています。
このアメフト生活の4年間を振り返ると、思い起こされるのは苦しかった思い出の方が確かに多いです。それでも、アメフトはスポーツ未経験だった自分に、アメフトというチームスポーツの楽しさも教えてくれました。試合後に後輩とハイタッチしたり、練習中に同期と励ましあったり、そのすべてがかけがえのない思い出です。
最後に、いつも一番身近で支えてくれている両親・家族、これまで一緒に歩んできた同期、本当に頼りになる後輩達に感謝いたします。また、日頃から多大なるご支援、ご声援をくださる父母会やOB、OGの皆様、並びにコーチの方々に感謝申し上げます。




コメント