サイクリング
- #06大橋詩織
- 2018年5月14日
- 読了時間: 2分
こんにちは。MS4年 #06大橋です。
この記事を書いている今は3月末です。桜もすっかり盛りを過ぎ、葉桜になり始めてしまいました。今年の3月は中旬過ぎに雪が降り、その3日後には20℃を超えるというような忙しい気候でした。
さて、私の3月は、瀬戸内へ行ったことで実りある月になりました。大学の友人と二人旅でした。3泊4日の旅、1日目は東京から倉敷まで新幹線と在来線で、倉敷に一泊。2日目は尾道に移動、尾道からはクロスバイクで瀬戸内の島々に向かいました。尾道 今治間を結ぶ総距離70㎞のしまなみ海道に沿って進み、尾道から約40㎞地点の宿で一泊。3日目はそこから今治まで行き、帰ってきて同じ宿にもう一泊。4日目に尾道、そして東京へと帰ってきました。

しまなみ海道は道路上にルートが示してあってとても走りやすく、車でも徒歩でも渡れますが、サイクリストがかなり多くなっています。瀬戸内の海は透き通った緑をしています。内海ゆえの穏やかさも相まって、いつまでも見ていられる風景が、どこまでも広がっているところでした。
2泊目 3泊目は途中の大三島の民宿で過ごしました。名前は「典座」。読み方は「てんぞ」です。お母さんが一人で切り盛りしていました。典座とはもともと、禅宗の寺内の運営や管理にあたる6つの役職(六知事)のうちのひとつです。修行僧の食事や、仏や祖師への供膳を司っています。その細かな職責が説かれている典座教訓というものに感銘を受けたお母さんが典座の文字をもらったようです。

典座教訓の教えの一つに、三心というものがあります。一、喜心。作る喜び、もてなす喜び、仏道修行の喜びを忘れない心。二、老心。相手の立場を想って懇切丁寧に作る親切の心。三、大心。囚われや偏りを捨て、深く大きな態度で作る心。どれもこれも、ごはんを作る人の心構えとは思えないスケールの大きさだと感じました。三つ目の大心、これは年々難しいと感じるようになりました。
今年はスタッフリーダーとして、頑張らせて頂けることになりました。大心を常に忘れずに、過ごしたいと思います。よろしくお願いいたします。