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リンゴ


こんにちはLB #9 吉田です。

今回のブログでは、私の体験した農業実習について書かせていただきます。

私は今年の9/6〜9/11の間に青森県黒石市のリンゴ農家さんの元で実習を行いました。

実習の内容としては、ふじの収穫・ジョナゴールドの葉取り・シルバーシート引き等を行いました。どれもリンゴ栽培の代表的な作業なので、皆さんご存知だとは思うのですが、リンゴを栽培したことのない方に向けて解説させていただきます。

まず、リンゴは日光を浴びることで赤く鮮やかに着色します。逆にいうと「光が当たらないと赤くならない」というわけです。

そのため、リンゴ果実の周囲にある葉を取り除いてやることで、果実表面の光条件を向上させ、品質の向上を狙います。その葉を取り除く作業のことを"葉取り"といいます。葉をとった後に、日の当たっていない部分を着色させるために実を回す作業も行います。

そして、葉を取った後は、リンゴの幹の付け根の地面にシルバーシート(光を反射するビニールシート)を敷き詰めることで、さらに光が果実に当たるようになり、鮮やかなリンゴとなります。

このそれぞれの作業は大変手間がかかり、農家さんの苦労を体感しました。

特に葉取りは膨大な個数の果実を扱わなければならず、綺麗に赤く色づいているリンゴの貴重さを再認識する機会となりました。

ところで、葉は光合成を行って糖を生産する器官なので、実は、葉取りはリンゴの食味には良くないのです。それでも農家さんが葉取りを行う理由としては、消費者が色づきの悪い果実を好まず、傷物として出荷するしかない現状があります。葉取りをしない方が食味は良いのにもかかわらず、です!

このブログをご覧になった方ぜひ色味だけで判断せず、おいしいリンゴを食べていただけたら、と思います。

リンゴは年に1度の収穫のために、施肥・授粉・剪定・摘花・摘果・害虫防除・(袋かけ)・徒長枝管理・摘葉・実回し、といった膨大な管理を必要とします。

これは1年に1度のシーズンのために、様々なシステムやアサイメントを用意するアメリカンフットボールと似ています。

我々Blastersも黒石のリンゴ農家さんたちと同じように、たくさん準備を重ねてまいりました。2019年シーズンも全力で戦い抜きますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

東京農工大学生物生産学科3年 𠮷田舜良


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