工部のグラウンドの樹木
- #31猪越翔大
- 2018年2月19日
- 読了時間: 3分
おはようございます。地域生態システム学科2年 #31 LBの猪越翔大です。僕はよく実習や集中講義などで練習を休むことがあるのですが、そのたびに先輩や同期から、ほんとにちゃんと勉強しているのか?と聞かれるので、今日はちゃんと勉強していることを示すために、工部のグラウンドに生えている樹木について解説したいと思います。ぜひ樹木の奥深さを感じてください。
写真1の木はなんだかわかりますか。これは誰でも知っているはず。そうサクラ(ソメイヨシノ)です。これはもう、特に解説要りませんね。まあ強いて言えば、葉が桜餅についてるあの葉っぱなのと、樹皮に横すじが入っていることで、花が咲いていない時期にも同定することができます。まあ、みなさん見慣れている木だと思うので次に行きましょう。
写真1

続いて写真2の2つの木についてです。まず左の木はトウネズミモチという中国原産の木です。ちなみに日本に元からいる種でネズミモチという木があり、それと似てるので唐ネズミモチというわけですね。ネズミモチ類の特徴は、葉がとてものっぺりしてるというか、特徴がないのが特徴ともいうべき葉っぱをつけることです。ネズミモチ類は年中葉をつけているので、ぜひ今度観察してみてください。ちなみに、このトウネズミモチは繁殖力が強く、環境省に要注意外来生物に指定されています。工学部構内でもいろんなところで見つけることができるので、探してみるのも楽しいと思います。 右の木はトウカエデという樹木で、こちらも中国原産です。中国原産の樹木を2つ並べたところが面白いなあと思います。この木については、次回ブログ記事を書くときに紹介します。
写真2

続いて写真3の木、こちらもなかなかなじみ深い木ですよね。そう、ケヤキです。農工大では工部でも農部でもいたるところで目にします。灰色のなめらかな美しい樹皮をもつこの木は、木材としても価値が高く、ケヤキで作られたテーブルなどの家具は見た目が美しいだけでなく、丈夫でもあることから評価が高いです。また、ケヤキの特徴の一つに、落葉するときに葉だけでなく、写真4のように、枝ごと落ちることがあげられます(これを落枝という)。実は葉の根本に種子がついていて、落ちるときに枝を中心に回転して落ちることで、風にのって遠くに運ばれる仕組みなのです。葉が羽の役割をしたヘリコプターのようなものですね。
以上、いくつかの木について紹介させていただきました。木を知ることの楽しさは、今までただの木としてしか認識していなかったものが、名前と特徴をしることによって、急に個性を持った存在として感じられることにあります。ぜひこの楽しさを味わってみてほしいです。次にブログ記事を書くときは、もう少しマニアックな木について触れていきたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
写真3

写真4

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